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建設業会計でワンランク上の帳簿整理

建設業会計とは?

 帳簿整理の世界標準ツール「簿記」。一口に簿記と言っても、「商業簿記」「工業簿記」など、状況に応じてアレンジされて使われています。品物を仕入れて売る、というような小売業には通常「商業簿記」、仕入れた材料を加工して売る製造業は通常「工業簿記」を使います。工業簿記は原価計算が行われ、決算書にも商業簿記にはない「製造原価報告書」を作成します。もっとも製造業者が商業簿記で記帳しても、法令違反ではないので一向に差し支えありません。

 そして「建設業会計」は、工業簿記を応用したもので建設業用に修正を加えたようなイメージのものです。建設業会計も原価計算を行ないますが、建設業会計では製造原価報告書ではなく「完成工事原価報告書」を作成します。これも採用しなければ法令違反、などということはないので採用自体は自由なのですが、建設業独特の財務諸表の様式や勘定科目などが使われ、建設業許可申請・決算変更届・経営事項審査などにおいては全てこの様式に沿った財務諸表の提出が求められます。日頃からこの様式・基準で経理処理をしておけば、その度に様式にあわせた財務諸表を作り直す、という手間が省けます。

 具体的に挙げると建設業会計は、一般の企業会計にはない建設業独特の処理があって、未成工事支出金など特有の勘定科目があります。その工事が完成したか未完成かによって、その工事に関する支出の取扱いが違ったり、収益も工事の進捗具合によって計上する、など独特な処理がたくさんあります。

 さらには経営事項審査を申請する際には、会社にこの建設業会計に精通した「建設業経理士」という資格者が常勤で在職していると、得点アップします。特に1級資格者が常勤している場合は、公認会計士や税理士が関与している場合と同等に評価されます。

 当サポセンでは、会社の経理担当者のサポートから経理担当者がいない会社の経理代行まで、建設業経理士有資格者が会社のニーズに合わせたサービスをご提供します。

 日々の帳票整理から経営相談まで、ニーズに沿ってサポートします。

  • 証憑書類の整理・保存の指導
  • 各種帳簿作成の指導・代行
  • 帳簿のチェック
  • 入出金等の経理代行
  • 決算事前対策
  • 決算書作成
  • 提携税理士による税務(申告書作成・調査立会・相談)
  • 経営相談
  • 経営計画書・資金繰表の作成

建設業経理士育成サポート

 前章で解説したとおり、「建設業経理士」が在職していると経営事項審査において評価ポイントがアップします。当サポセンでは、建設業経理士の育成講座を開催しております。

 中小企業規模向けの建設業経理士2級を目標に、初心者の方は簿記の基礎から、簿記修得者は建設業経理検定合格に絞った演習を、受講者の現在の経験と知識にあわせて学習を進めて行きます。

 現在、会社の経理担当の方も、これから建設業者に就職をお考えの経理希望者の方も、お気軽にお問い合わせ下さい。

建設業法関連書類・その他各種書類作成

 工事を請け負い、現場が始まると建設業法その他法令に則り、様々な書類を作る必要があります。「施工体制台帳」や「再下請負通知書」、「工程表」などがそうです。さらには各役所で道路占有の申請書類を作る場合もあります。これらが案外面倒な書類です。そして竣工するとそれら膨大な書類を1冊にまとめた「竣工図書」を作成します。これら書類一式を調えるお手伝いも承ります。

 また、請負契約書をはじめとする各種契約書や、内容証明などの法律の知識を必要とする文書など、様々な面からサポートします。